少し前に来年度の娘のプリスクールの登録が終わったので、記録しておこうと思います。
アメリカの学校は9月が新学期となりますが、前年の11月ごろから見学(tour,visit)したり、開放日(open house)にいったりして、早いところだと1月、通常は2月から入学の登録を受け付けています。
昨年、1歳児クラスを検討した時は、デイケア以外あまり選択肢がなかったのですが、2歳児クラスからはぐーんと増えるし、娘をプリスクールに通わせてみて、自分のこだわりポイントもわかってきたので、サクサクと検討することができました。
↓昨年、1歳児クラスの見学をした時の記録です。
来年度2歳児クラスの娘のプリスクール見学は、5ヶ所行きました。(今、行ってるところも含めると検討したのは6園)
①レッジョ・エミリア園、個人経営
・費用 $480/月、週2、8:30-15:30
・1歳児と2歳児混合クラス
・通年保育(year round)
【良い点】
・私と夫が気に入ってる「レッジョ・エミリア」を取り入れている
・通年保育なので、サマーキャンプを探さなくていい
・施設がきれい
・室内では靴を脱いで過ごすシステム
【気になる点】
・お弁当を必ず冷蔵庫に入れ、電子レンジは使わないから、ご飯類を持たせづらい
・先生の話が聞き取りづらい
・なんとなく先生が頼れなさそう
ここは、ホームページでは1歳からクラスがあると書いてあって昨年も問い合わせたのですが、「2歳からしか受け入れない」と言われ、見学もせずに諦めた所です。
10月ごろにopen houseがあったので行って、話をしていて、娘が現在、他のプリスクールに行っていることを話すと、「来月から1歳児も受け入れるから、すぐに入学できるよ」とのことでした。
1歳と2歳の混合クラスにするようで、2歳に空きがあるから1歳も入れるってことなのかな?と思うと、子供の発達に応じた教育をしてくれるのか心配になって、やめました。
②シュタイナー園(waldorf)、私立一貫校
・費用 不明
・3歳クラスまでは親子教室みたいな感じ
【見学した感想】
親子教室、プリスクール〜高校までの一貫教育で、シュタイナー教育を本格的やりたい人には向く学校だと思います。
有名な学校らしく、車にステッカーを貼っているのをよくみかけます。
自然派でとにかく広い敷地に動物がいっぱいいて、日本ではなかなか体験できない教育が受けられると思います。木製の遊具など、娘は気に入っていました。
3歳までは親子教室ということで、私たちの希望に合った保育スタイルではないので、やめました。
③シュタイナー園(waldorf)、ホームナーサリー
・費用 $430/月、週4、9:00-13:00
・2歳半〜5歳児までの混合クラス(柔軟に対応してくれるので、入園時2歳4ヶ月でもOKだそう)
【良い点】
・②の学校と連携しているが、そこまでガチガチのシュタイナー教育というわけでもなさそう
(プリスクールでは文字、絵本などは見せず、週単位のリズムがあるなど、シュタイナーの要素があるが、家ではそれを強制されない。)
・犬、うさぎ、ニワトリ、金魚などと触れ合えるようになっていて、動物好きの娘はかなり喜んでいた
・お弁当は外の涼しい場所に置くので、冷蔵庫は使わない
・おもちゃが木製のものが多い
・先生が魅力的、自然と娘が惹きつけられていて、一緒に手をつないでうさぎにエサをあげたり…最後にはハグをしてバイバイするほど慣れていた
・先生の英語が聞き取りやすい
・日本人やアジア人の生徒を受け入れたことがある(スナックにごま塩ごはんの日がある)
【気になる点】
・冬でも毎日散歩、外でごはん、基本的に外で過ごす
・2人の先生で2歳半から5歳の子供12人を面倒見る(目が届くのか?)
・自然派ゆえに、地面がデコボコだったり、木の根が落ち葉で隠れていてつまづいたりすることがある
日本に戻ったら、東京に住むことになると思うので、今の田舎暮らしのうちに自然を思い切り経験させたいので、期待していましたが、私たちの想像を超えた自然派だったので、少し保留にして検討しました。
食事は毎日外で(雨の日はテントの中)、雪が残っていても毎日散歩…というのが、2歳台の娘にとって冬場はさすがに過酷かなぁ…と思いました。
夏は外遊びや水遊びなど面白い経験ができそうなので、サマーキャンプに通わせることにしました。
④シュタイナー園(waldorf)、ホームナーサリー
・費用$430/月、週4、8:45-12:45
・2歳半〜5歳児までの混合クラス
【良い点】
・②の学校と連携しているが、そこまでガチガチのシュタイナー教育というわけでもなさそう
・犬、うさぎ、ニワトリなどと触れ合えるようになっている
・家庭菜園をやったり、おやつを自分で作ったりとカリキュラムが娘が好きそう
・お弁当は外の涼しい場所に置くので、冷蔵庫は使わない
・おもちゃが木製のものが多い
【気になる点】
・先生が③のスクールより控えめで、生徒もおとなしめ
・先生は体を動かすというより、言葉で生徒に言い聞かせていたので、英語がよくわからない娘は困ると思う
・落ち葉かきなど大人が使うサイズのものが園庭に横置きになっていたりして、ちょっと危ない
・うさぎが掘った穴が大きくて、娘は2回落ちた
・メールの返信がなく、問い合わせしていい日時(平日の13〜15時)も留守電ばかりで、なかなか連絡が取れなかった
1歳台の子も受け入れていたので、間口は広いようですが、やはり抱っこやスキンシップがなく、言葉だけで指示されると、娘はわからないと思うので、この園は難しいかな?と思いました。
先生に「メールを送ったんですけれど、ずっと返事が来ませんでしたよ」と教えてあげたら、メールが機能してないことに気づいてなかったようで、「今年はメールの問い合わせがないと思ってたのよー」と結構天然でした。
サマーキャンプについて聞いたら、③がいいですよ、と教えてくれました。
⑤教会系プリスクール
・費用$190/月、週2、9:00-12:00
【良い点】
・2歳児が最年少クラスなので、何かと手厚い
・園庭が2歳児専用
・タイムアウトなどのしつけをやっている
・クッキングをやる(娘が好き)
・工作物など先生が手出しをしない
・トイトレをしているなら、一応トイレに誘ってくれる
・園の生活の様子を写真で見ることができる(親専用webページがある)
・ボランティアで親が関わることもできるので、園の生活を見ることができる
・日本人、アジア人を受け入れたことがある
・園長先生が気さくで話しやすい
【気になる点】
・週2日午前中だけ
システムなどは今通っているプリスクールと似ているのですが、「しつけ」「おやつ」などのポリシーがしっかりしていて好感が持てました。
ただ、週2午前中だけというのが物足りないと思いました。
⑥教会系プリスクール(今、通っているところ)
・費用$190/月、週2、9:00-12:00、もしくは$250/月、週3、9:00-12:00
【良い点】
・娘が慣れている
・日本人がいる
・2歳児クラスの先生の評判が高い
【気になる点】
・園長先生が頑固
・スナックに関してルーズ
・娘が喋るまでは園の様子がイマイチわからない
プリスクールが始まる時期にメールをもらえなかった時から、不信に思っていましたが、悪天候などで休園になる場合も園長先生から来るはずのメールが来なくて、クレームを入れました。先生は送ったはずだと謝りませんでしたが、そのクレーム以降、月謝の支払いのリマインダなど、月に2、3回一斉メールが届くようになったので、やっぱりメーリングリストから漏れていたんだな…と思いました。
大事な娘を預けているのにこの対応は不安になります。
しかし、夫の意見としては、「連絡漏れなどアメリカあるあるだし、こちらがメールや直接質問したら丁寧に対応してくれるならば、まだ様子を見てもいいのではないか」ということでした。
たしかに、園長先生は信頼できないですが、クラスの運営は各担任の先生に任されていて、娘は楽しんでいるので、園長先生の人柄だけで決めなくてもいいか…と思いました。
①〜⑥の園を検討した結果、通常の時期のプリスクールはあまり教育内容を変えず、⑤週2日と⑥週3日の両方の教会系プリスクールに通うことにし、週5日学校に通うというのを娘にとって当たり前のリズムにしようと思いました。
夏休みの6〜8月は③の自然派なプリスクールで思いっきり遊んで欲しいと思います。