今年に入ってからなかなか快適とは言えない娘のお尻事情。
それでも、プルーンを食べたり、マッサージをしたり、水分補給を気をつけたりして、なんとか少しずつう◯ちが出ていましたが、1週間くらい前から、座るたびに踏ん張るように…。
踏ん張るだけなら「頑張れー!!」と応援するのですが、
踏ん張りながら、顔を真っ赤にして、叫び、涙がポロポロ…。
私は出産の時でも泣き叫ぶことはなかったし、産後は便を緩くする薬をもらったので、お尻が痛いという経験がなく、痛みに耐える娘がかわいそうでかわいそうで仕方ありませんでした。
私が参考にする「育育児典」は、
「まぁ、そのくらいのことは気にしなくて良いよ!」みたいな軽快なテンポで色々解説してあるので、安心するために読んでいるのですが、
その本にも
「顔を真っ赤にして泣いたりする場合は、痛みにより排便することが恐怖になる場合があるから、病院の力を借りると良いでしょう」
というような解説がありました。
しかし、アメリカでは予約しないと小児科にはかかれず、
どのタイミングで連れて行こうか…と悩んでいたら、
ついに、娘のお尻が切れて出血してしまいました。
お腹はまだ張っているのに、お尻が出血しているとますますう◯ちの時に泣き叫ぶことになるだろうと思い、病院に行こうと思いました。
初めて近所のwalk in(予約なし)で行けるurgent careのクリニックに行きました。
「娘が便秘で、切れ痔になった」「通訳はありますか」と受付で話をすると、
通訳サービスはないらしく…。
他の電話通訳ができるクリニックを教えてもらって行きました。
しかし…そこでも通訳はないと言われ…。
大学病院系列のurgent careを教えてもらいました。
行ったことない場所だったし、さすがに3度目だったので、
電話して通訳があるか聞きました。
そして3件目に到着し、状況を説明すると、
娘が10ヶ月ということで、受付の人がドクターと相談し、
「小さくて、ここでは診られないから、小児緊急(emergency、ER)に行ってくれ」と言われました…。
たらい回し…私が英語を話せれば…
と思うと、自分自身が情けなくて泣けてきました。
お尻の傷の状況を診てもらって、
これ以上悪化させないようにする方法を教えてもらいたいだけなのに...。
気持ちを落ち着けるために、夫に電話して状況を説明してERへ向かいました。
ERに着いて、体重や血圧、体温を測っていると、
娘の踏ん張りたい期が到来してしまい、えらい剣幕で泣いて、
ナースも「あらあら大変だ!」という風に対応してもらえたのですが、
ドクターが来る前にお水を飲ませたりして落ち着かせると、いつもの様子に戻りました。
ドクターは2人やってきて、1人はシュッとしたアジア系男性、もう1人はアダモちゃん風女性。
電話通訳越しに状況を一通り状況を説明すると、
男性医師は娘のお腹を触ることもなく「吐いたり、機嫌も悪くないようだし、離乳食時期の赤ちゃんにはよくあること。お尻の傷も自然治癒を待つしかないよ。どうしてもやりたいなら、浣腸をしておきましょう。ところで、なぜ今日はここに来たの?(小児科に行かなかったのか?)」
と言って、部屋を出て行ってしまいました。用もなく私がERまで来たように言われて、悲しかったです。娘は下痢の時だって、熱が出たって機嫌は悪くないんだよっ!!って言ってやりたかったです。
残った女性医師が娘のお腹を聴診器をあてたり、触ったり、お尻の様子も診てくれて、
「これはかわいそうだね」と浣腸をすることになりました。
浣腸程度の処置はERにないのか、薬剤の用意をするのに1時間ほど待たされました。
赤くて痛々しいおしりにチューブを入れられるのは見ていられませんでしたが、
「これで楽になるよ!」と励ましながら手足を押さえていました。
薬を入れてからスッキリ出し切るまで30分ほどずっと泣き続けていましたが、
そのあとはケロッと元気になりました。
最後にアダモちゃん似のドクターに様子を診てもらって帰りました。
結局、お尻に塗る薬はないと言われ、「ワセリンでいいか?」と聞いたら、それでいいとのことでした。
家に帰る頃には真っ暗で、娘の就寝時間はとうに過ぎていました。
アメリカでの子育て、普段は人目も気にならないし、大らかに楽しく子育てできるけれど、こういう時「日本だったらなぁ」と思います。
お会計は...$310でした。(日本だったら、近所のクリニックで無料とかですよね??)
urgent careで$100の予定で出かけてきたけれど、ERで$200+その他$110という結果になりました。
思わぬ出費になったけれど、「娘の快適には変えられないね、もっと早く行ってあげればよかったね」と夫と話した夜でした。