ほしーじょの育てる×働く×楽するブログ

元アメリカ田舎のぼっち駐妻。帰国後、再就職して、子育てと仕事を効率よくやることを日々模索中。

くもんの効能

最近、娘と同い年くらいの子供を持つ友人たちや妹と話題になるのが、

「習い事どうする?」です。

 

アメリカに住んでいた時からこどもちゃれんじはやっていますが、自分の仕事と娘の保育園生活にいっぱいいっぱいの我が家は、正直、何かやれそうな状況ではなく…。情報収集として、話に参加しています。

 

スイミング、体操、音楽教室、英語など色々ありますね。

「保育園行ってるから…」というのが理由にならないほど、土曜日開催や都度払いの習い事もあるようです。

それぞれ、親の希望や子供の興味で選ぶことになるのだと思います。

 

中でも話題になるのが「公文」。

幼児用のお勉強の教室や通信教育は色々ありますが、中でも公文は早期教育とか、がっつり勉強させるってイメージがある(実際そうだけど)からか、賛否色々あって、盛り上がります。

 

「小さいうちにやらせてみたい!コツコツ勉強できるようにしたい。でも、毎日やらせるの親も大変だよねぇー。」

「機械的に問題を解きまくるってなんか気持ち悪いよねー。」

とかがよく聞く公文へのイメージでしょうか?

 

私は公文経験者です。

親が早期教育賛成派であったものの、田舎住みだったため、選択肢が少なく、公文とこどもちゃれんじをやっていました。

こどもちゃれんじはすぐやめた気がしますが、公文は3歳くらいから中2くらいまでやっていました。

 

子供の頃の記憶なので、かなり曖昧ですが、

・幼稚園に入る前は、パズルとかカードをやりに行ける場所という認識

・幼稚園の時は、生活の一部(今思い出すと、公文の知育玩具たくさんあったなぁ)

・小学校低学年の時は、公文でやってるから、学校の勉強が余裕で先生に褒められて嬉しい

・小学校中〜高学年は、苦悶(先取りが難しくて嫌になる。)

・中学受験は、田舎の私立中だったので、公文でやっていた方程式なんかをこっそり使えた(受験塾は夏休みと冬休みだけ行った)

・中学生は、ここまで公文やってきたから…と、やめ時がわからずズルズル。学校の宿題や補習が大変すぎて、行けなくなってやめる

 

という感じでした。

小学校からは国数英3科目やっていました。

苦悶になってからは、「高い月謝を払ってもらってるのに…」と思いながら、何度プリントを隠したことか…。親も先生も気づいていたと思いますが、咎められませんでした。

(ここで、人間、正直だけじゃいられない!と悪い自分を認識しました。)

プリントを間引いて隠すのは怒られませんでしたが、少しずつでも毎日やらないと怒られました。

 

そんなこんなで、毎日コツコツやる、机に向かうのが苦じゃないというのは身につけられたと思います。

 

よく期待される「計算が早い」というのは、それで得するのは小学生のうちだけでした。

 

「算数の文章題とか応用がきかない」というのは、その子の取り組み次第じゃないかと思います。私は公文では何学年か先を進んでいましたが、学校のドリルの宿題はひたすら計算するよりも文章題の方が好きでした。

 

あまり言われないことで、私が公文をやっていて良かったと思うのは、

・読書量が増える

・自分で学ぶ

です。

「読書量が増える」というのは、国語の教材でいろんな本の一部が出題されていて、その話の続きが気になり、本を買ってもらったり、図書館で借りたりしていました。

公文には「推薦図書」というのがあって、グレード別に分かれているので、「今、小3なのに、小6レベルの本が読めた!」とか、そういうのがうれしくなって、どんどん難しい本にチャレンジしていました。

「自分で学ぶ」というのは算数、国語、英語どの教材でも言えます。公文の教材はスモールステップで難易度が上がっていきますが、解法や解説が載っているわけでなく、前にやった内容から、解き方を推測して解いていきます。国語や英語は前のページに答えが載っていて丸写ししたりしましたが、先生は「それに気づくのも大切」と言っていました。中学生になって、1枚の数学のプリントに何十分も格闘するようになってからは、先生用の解答書を見せてもらって、解き方を真似したりしていました。(そのやり方がいいのかどうかは置いといて。)そして、何度も繰り返して解き方を覚えていきました。

たくさん読める、真似て身につけていくというのは、今でも本当に役立っています。私の中ではコツコツやるというクセづけより役に立っています。

 

特に今の仕事の職種柄からそう思うのかもしれません。

書類や本を読む機会が多いのですが、全く苦になりません。(ただし、アメリカ生活+子育てで活字離れしていて、読むスピードは遅くなりました…。)

「自分で(真似て)学ぶ」方法がわかっているので、「この資料の今年度版作っといて!」で、引継ぎなしで初見の仕事を進められます。

約5年ぶりに仕事に復帰しましたが、OJTな年齢ではないので、この力が役立っています。

大人になってから公文の効能を実感するとは驚きでした。

 

さて、大人になっても「やっててよかった、公文式」なわけですが、娘にやらせるかというと…

 

ぜひやってもらいたいです。

 

娘は今現在、いわゆる「おべんきょう」が好きなようで、取り組むと1時間以上椅子に座っています。

1時間も座ってなくていいから、数分ずつでも毎日の習慣になったら…なんて、親の欲が出ます。

 

できれば3、4歳で新しいことが何でも楽しいと思える時期から、小学校3年生くらいまで。

コツコツ、辛いけどやらなくちゃ…という域に入るまで。

基礎固めとしては、公文を信頼しています。

その後は、自分の興味のある勉強をするなり、中学受験を考えるなりすればいいと思います。

 

コツコツが合わず、私よりプリントを隠しまくって抵抗していた妹ですら、「一度はやらせてみよう!」と鼻息荒いです。「公文なかったら、もっと勉強嫌いだったと思う」そうです。

 

くもん、すごいですね。