ほしーじょの育てる×働く×楽するブログ

元アメリカ田舎のぼっち駐妻。帰国後、再就職して、子育てと仕事を効率よくやることを日々模索中。

「安全」ってなんだろう?子連れ飛行機を経験して考える

子供連れで飛行機に乗るって緊張しますよね。

・当日の体調

・気圧の変化などで具合が悪くならないか

・ぐずったり、騒いだりで周りの迷惑にならないか

 

誰だって、ネットや知人から経験談を集めたりするし、

体調管理や機内での過ごし方の事前準備をしていることと思います。

 

それでも、何度経験していても、子供の月齢に応じて新たな課題が出てきて、試行錯誤は続きます。

 

せめて、せめて…飛行機側のルール(もしくは対応)は統一しておいてほしいのです。

 

今回の旅行時、娘は2歳になっていました。

国際線、アメリカの国内線では2歳児は座席が必要です。

日本の国内線でANA、JALは3歳未満は膝上OKですが、座席を購入しました。

 

①アメリカ国内線(ユナイテッド)の離陸時、娘は「怖い」と言うので抱っこしました。特に何も言われません。着陸時、娘は抱っこのまま寝ていて、それも何も言われません。

 

②アメリカ〜日本国際線(ユナイテッド)の離陸時、着陸時とも娘は抱っこのまま寝ていました。何も言われません。

足元のクッションも離着陸時には膨らませたままにしていましたが何も言われません。

 

③日本国内線実家行き(ソラシド)の離陸時、着陸時とも娘は抱っこのまま寝ていました。席を購入していたからか、娘が大きいからか、何歳か聞かれましたが、2歳だというと抱っこのままでOKでした。

 

④日本国内線東京行き(ANA)の離陸時、娘は抱っこのまま寝ていました。着陸時、「怖い」というのでおやつを与えながら抱っこしていました。何も言われません。

 

⑤日本〜アメリカ国際線(ANA)の離陸時、「外を見たい」と言うので、窓際の私が抱っこしていました。何も言われません。ただし、足元のクッションは膨らませたまま頭上の棚に入れるように言われました。(ベルトサイン後、もう一度セッティングした時にフットレストにひっかかり破けてしまい、使えなくなりました。残念。)

着陸時、さすがに横になって寝ているのはマズイだろうと思い、ベルトサインがついたら抱っこしていると、「お子様がおやすみのところ大変申し訳ありませんが、安全のためお一人で座らせて、ベルトを着用してください。」と言われました。(離陸時は言われなかったのに!)

娘が寝ているところを一人で座らせて、ベルトを締めても、小さいので椅子からずり落ちて危険です。何度も脇を抱えて位置をもどしていると、さすがに起きました。

起こされたのと、一人で座っているのが嫌だとプチパニックで泣きました。

 

これまで毎回離着陸時は抱っこでOK、しかもほとんど寝ていたから怖くなかったのに、いきなり一番嫌な状況にされたのだから、泣いて当然です。

親だって、飛行機移動での一番の懸念点は、離着陸時の気圧の変化、それに伴う機嫌の良し悪しです。そこをすんなり乗り越えるために寝るタイミングを調整したり、飲み物やおやつを工夫するのです。「寝る」という一番の切り札を突如奪われたら、あたふたします。

最初から「座席を購入しなければならない年齢以上の子供は何があっても一人座りをしなければならない」と一貫されていれば、「離着陸時に寝かせるのはむしろ良くない」と判断して、別の乗り切り方を考えていたと思います。

 

2歳の子に「今は動かないで。ベルトして。泣かないで。」がすんなり通じるわけがありません。

ベルトもすぐ緩むので全く意味がありません。泣きながら手足をバタバタするのを押さえつける形で着陸まで耐えました。

これのどこが安全と言えるでしょうか??

ここで娘が取り乱していなくても、足が床につかない状態で緩いベルトをしていて、着陸時に安全と言えるのでしょうか?

大人や少し成長した子供なら、足を踏ん張ったり、手を前の席について踏ん張ったりして、着陸時の衝撃を抑えることができますが、小さな子供にとっては、この「一人で座らせる」という「安全」が何を意味するわかりませんでした。

特に聞き分けができない幼児、しかも抱っこを求めているのならば、安心できる親が抱っこしてあげるのが一番安全だと思います。

極論を言えば、飛行機が着陸に失敗して死んでしまうとしても、隣に座って泣くのを押さえつけているよりも、腕の中で抱っこしているほうがマシです。

 

⑥こんな感じで娘に辛い思いをさせてしまった国際線アメリカ到着後、アメリカ国内線(ユナイテッド)では、離着陸時ずっと抱っこのまま寝ていて、ここでも何も言われません。

なんで?なんで?とハテナで頭がいっぱいです。

 

以前、娘が0歳、1歳の時に離着陸時のエルゴ抱っこについても、その時々でエルゴしたままで何も言われなかったり、外すように言われたりしたことがあって、それもその時はモヤっとしていました。

 

今回の旅行は無事に終わりましたし、次回の旅行は娘が成長していて、怖がったり、抱っこをせがんだりしないかもしれません。そうなれば、「なんでこんなこと考えてたんだろう」なんて思うかもしれません。

それでも書かずにいられなかったので、書きなぐってみました。